クレセリアヒードラン
クレセとヒードの横の相性の良さは第四世代の頃から周知の事実だったのですが当時の環境では普通にめざ地ラティオスやまもみがサンダー、カビゴン、ギャラドスなどがKP上位だったこともあって構想だけで終わっていました。
第五世代に入ってからBW2が発売する前か発売したころかにシングルの動画を偶々見ていたらクレセヒードがシングルで活躍していると聞いてやっぱりダブルでも行けるのではないかと思いBW2が発売してからはクレセヒード以外のパーティは一切作っていませんでした。
BW2が発売してからも色々なパーティが流行り、環境が変化していき、メタ思考の自分は全てのパーティに対して持ったパーティを作りたいと考えていました。
そして最終的にWi-Fi大会、レーティングなどでも勝率90%以上を出せるまでの構築をすることができ、XY発売1か月前ということもあり第五世代の総まとめということも込みで記録として残しておくことにしました。
パーティメンバー
カポエラー クレセリア ヒードラン ボルトロス メタグロス トリトドン
性格 ようき
ステータス 127-144-117-*-131-134
持ち物 かくとうジュエル
解説
クレセヒードを構築する段階で早い段階から採用に至っていたポケモン。
クレセヒードの天敵となるバンギラスを早く処理する、ズルズキンに対して有利をとるなどこのパーティにおいて非常に重要な役割を担っていました。
ジュエルインファイトはバンギラスやズルズキンだけでなく、ニョロトノ、ロトムなどのクレセヒードで処理することが困難なポケモンに対してある程度ダメージを入れることでカポエラーから死に出しでヒードランを出し晴れ熱風で処理していくなどの立ち回りでとても役立ちました。
ヒードランを無傷で出すということにおいて死に出しというのは非常に重要で先発のポケモンには仕事の速さが必要となります。インファイトという技は火力、攻撃範囲などからもクレセヒードに入れたい格闘技の1つであると思います。
自分ではクレセヒードの格闘枠はカポエラーしかないと思っています。
性格 おくびょう
ステータス 224-*-140-95-154-150
持ち物 たべのこし
技 サイコショック こごえるかぜ にほんばれ どくどく
解説
クレセヒードの名の通りこのパーティのコンセプトの一体です。
ヒードランと組み合わせる利点はエスパー技による格闘タイプの処理、凍える風による素早さ調整、日本晴れによるヒードの熱風の威力増強と雨への返し、毒々によるトリトドン、ウォッシュロトムの対策です。
冷凍ビームではなく凍える風を採用した理由はヒードで両縛りをする上で相手の二体共に素早さで勝っている必要があること、電磁波がクレセヒードの苦手なランドロスに通らないこと、技スペースの関係上冷凍ビーム+電磁波の組み合わせに出来ないことから凍える風を採用しました。
毒々はトリトドン、ウォッシュロトムだけでなくブルンゲルやクレセリアなどに対しても有効でした。
性格 ひかえめ
ステータス 167-*-126-200-126-129
持ち物 シュカのみ
技 ねっぷう だいちのちから みがわり まもる
解説
コンセプトのもう一体のヒードランですが今回はCSで使いました。
CSにした理由はC200の晴れ熱風でメタグロスが一発などヒードランの魅力の火力を落としたくなかったこと、ミラーに強くしなければならなかったこと、両縛りをしなければいけないことなどの理由があります。
ヒードランの耐性は素晴らしい物があり、基本的に削れている相手や相性の良い相手に場を整えて出してからヒードランの熱風で一掃していくというのを基本としていました。
性格 おだやか
ステータス 184-*-90-145-134-144
持ち物 オボンのみ
技 10まんボルト めざめるパワー(氷) でんじは みがわり
解説
このパーティの形に至る前までカポクレセヒードヤンマガブナットという形のクレセヒードを使っていました。当時は非常に使いやすく戦績も良かったのですが環境の変化とともに様々な問題点が出てきました。
そこでその問題点を解消するために様々なポケモンを考えていった結果ボルトロスという結論に至りました。
このパーティにおけるボルトロスの役割は主に3つあります。
1つ目は相手のバークアウトライコウの処理です。
ライコウはこのパーティにおいて非常に厄介な存在でした。
バークアウトで火力を削がれた後身代わりを出され、プレッシャーでPPを削られたり通りのよい10万ボルトを打たれたりとライコウ一匹に詰められる事も多々ありました。
そこでボルトロスを積むことによりズルズキンライコウなどの組み合わせに対してカポエラーボルトロスという選出をすることにより確実に電磁波を入れ、後発のポケモンで処理していけるようにしました。
2つ目はハッサム対策です。
クレセヒードはパーティ的に相性を補完していくことでパーティメンバーを決めていたのですがそうするとハッサムに対して間違いなく有利なポケモンがヒードランのみになることが多く、その場合ヒードランが落とされたときにハッサムが処理不可能となることがありました。
ボルトロスを採用することでハッサムに対して有利なポケモンを増やしパーティ全体の安定感を持たせることに成功しました。
3つ目は雨パ対策です。
前のパーティでもナットレイでなんとかやっていける部分はあったのですが、やはり厳しい部分もありました。
更にライコウやハッサム入りの雨パに対しては為す術もなくやられることもありました。
ボルトロスを採用することで雨パに対してもある程度対応できるようになりました。
持ち物のオボンのみですが、食べ残しとオボンで悩んでいたのですが雨パに初手で出すということを考えたときボルトロスは確実に2回は動きたかったことと5ターン耐えることがあるかないかなどを考えるとボルトロスにオボンになりました。
性格 いじっぱり
ステータス 185-176-151-*-138-92
持ち物 オッカのみ
テンプレ配分のメタグロスなのですが採用理由としては相手の格闘タイプの処理を早くすること、思念で相手のボルトやサンダーなどの電気タイプを早めに削る事ができるポケモンはやはりメタグロスが適任でした。
性格 ひかえめ
ステータス 218-*-93-141-104-69
持ち物 たつじんのおび
技 だいちのちから れいとうビーム じこさいせい まもる
解説
残る問題はボルトロスだけでは不安の残る雨パ、ライコウの処理とランドロスの処理でした。
最近マンムーが注目されているように氷と地面の攻撃範囲の広さは素晴らしい物があり、トリトドンは上記の問題点を呼び水も含めてカバーしきれるものでした。
このパーティのクレセリアが毒々を持っていたり、トリトドンの役割的にも場持ちを良くするために自己再生を採用しました。
達人の帯はオボンと食べ残しを他で使っていたこと、相性補完でトリトドンを採用しているのに通常火力のトリトドンでは処理速度がいまいちであることからひかえめ達人の帯で苦手なところの処理速度を上げることにしました。
先発で多い組み合わせは
雨パに対してはカポボルト
スタンに対してはカポクレセ
トリパに対してはクレセヒード
という組み合わせでした。
基本の立ち回りは上にも書きましたが先発で場を整えて後発1体で補助をしながらヒードランの熱風で相手を一掃していくというものです。
相手によって身代わり、毒々などを使い持久戦に持ち込み試合を有利に進めていくようにしていました。
まとめ
BW2に入ってクレセヒードをひたすら使っていましたが、相性補完の仕方で様々な環境に対応させることができ、自分の納得行く形を維持していくことが出来たと思います。
XYでも1つのパーティをできる限り完璧にしていきながらこれまでのようにポケモンを楽しんでいきたいと思っています。